カウンセラーになった理由

病院で管理職として勤務していた頃、こころの不調を訴えて休職したり退職したりする部下に関わったことでメンタルヘルスに関心をもち、産業カウンセラーの資格を取得しました。その後、心理の世界にどっぷりとハマり、今に至ります。

カウンセラーなるまでの道のり

中間管理職になった時、メンタル不全を繰り返す部下に出会う。何かしたいけれど十分にできないという不全感があった。病院の中にも、心が傷つき、苦しむ人がいるが、その人たちをサポートする場所は、当時、病院の中にはなかった。病院は人の健康を守る場所なのだから、職員の健康も守られる場所であってほしい、と考えていた。

そんな折、産業カウンセラーとなり、更に心理を学ぶため、大学へ入学。学びだけでは実践に移せないと感じ、自らもカウンセリングを受け、模索しながらカウンセリングルームを個人開業する。

どんな仕事をしてきたか?

病院では、当時の上司の理解もあり、職員こころの相談室の開設に至る。対象は、看護師をはじめ、事務職、医師、技術職など、全職員。相談は、仕事の中での人間関係や仕事のやり方、部下の育成、または家族のことなど、内容も対象も多岐に渡る。休職者、復職者のサポートも行っている。

開設当初は、「カウンセリングは精神疾患になった人が行くところ」という認識の職員が多かった。しかし、今では、メンタル不全の予防のために、自分のこころの健康を保つために活用する場所であることが理解され、敷居が下がり、気軽に利用してもらえるようになった。

相談者の就労状況の確認のために相談者の上司と話す機会があるが、その時に実は上司も多くの悩みを抱えていることが明らかになることがある。そのようなときは、その場で上司のカウンセリングを行うこともある。話を聴くことで「少し楽になった」と言っていただけることがあり、このように管理職の理解もあってこころの相談室の利用が広がっている。

また、心理分野から社会福祉分野まで幅広く、がん患者の相談に乗る部署も兼務する。

心理の研修、社会福祉の研修共に、独自に探し、参加している。