性の多様性について(参考文献「にじいろブックしずおか」)
誰でも持っている「性のあり方」は主に4つの要素があります。これは、その個人の人格の一部で他者から強制されたり奪われたりするものではありません。また他人の「性のあり方」を決めつけたり、差別する理由にしたりすることがあったりしてはなりません。
「あなたがどのような「性のあり方」でも、あなた自身が否定されるべきではありません。」
「あなたらしさを尊重されて、大切に扱われる権利があります。」
生物学的な性(からだの性)・・・出生の時に判断される性
性自認(こころの性)・・・自分の性別をどのように捉えるかという内的な感じ方。
・生物学的な性が男性(または女性)で自らを女性(または男性)と認識している場合は(トランスジェンダー)
・女性でも男性でもあると認識する場合
・女性でも男性でのないと認識する場合
性的指向(好きになる相手の性)・・・好きになる感情がどの性別に向いているかを性的指向
・同性の場合は、レズビアンやゲイ
・女性・男性両方を好きになる場合は、バイセクシュアル
・どちらも好きにならない場合は、エイセクシュアル
・多数派の異性を好きになる場合は、ヘテロセクシュアル
性表現(表現する性)・・・言葉遣い、服装、振る舞いなど自分らしさが社会からどのような性別を捉えられているか
性自認と混同されがちですが、性自認が女性だとしても、性表現が女性だとは限りません。
Q (クエスチョニング)の方は、自分の性のあり方が明確でない人、または自由でありたいと決めない人でもあります。
LGBTQの方へ
現社会で「異性愛的在り方」が大多数の社会で、ご自分の「性的な在り方」について悩んでいるかたも多いと思います。周りの思いやりのない反応や悪気はないけど理解に欠けるコメントでこころが深く傷ついたり、いじめの対象になることもあるかもしれません。または自分自身の中で「きっと差別されるに違いない」と思い込んでいたりして、周りに相談することができず一人で悩まれる方もいらっしゃいます。
まずは、ご自分がどんな状態や思いであれ、ありのままを受け入れ肯定しながら、聞いてくれる場所や人を見つけてください。安心して正直な自分について語れることが一番重要です。
繰り返しになりますが、、、
「あなたがどのような「性のあり方」でも、あなた自身が否定されるべきではありません。」
「あなたらしさを尊重されて、大切に扱われる権利があります。」
同じような課題をもって悩んでいる仲間のグループやコミュニティー、SNSを発信している人などを見つけて、「自分は一人ではないんだ」という実感を持つことがとても大切です。
QWRC
LGBTなどの多様な性を生きる人やその周辺にいる人と女性のためのリソースセンターです
ダイバーシティキャリアセンター
LGBTなどマイノリティーの就労支援を行ってきたReBitが運営する就労移行
カラフル@はーと
精神疾患や発達障害を抱えるLGBTQのための自助グループ
そらにじひめじ
兵庫県姫路市のコミュニティスペース LGBTQ ひきこもり 不登校 精神疾患 発達障害 依存症 HIV/AIDS 生活困窮 ホームレスなどの社会的マイノリティ 生きづらさ 孤独感 孤立を感じている人など「みんなのスペース(居場所・フリースペース)」
プライドセンター大阪
大阪の天満橋にある常設LGBTQセンターです。LGBTQだけでなく、その周囲の人、LGBTQに関して学びたい人など、誰でも利用できます。
想月心理カウンセリングでのアプローチ
・あなたの「性的な在り方」を肯定し尊重します。
・その中に苦しみがある場合は、あなたが「本当のあなたらしさ」を見つけ、受け入れられるようにサポートします。
・今まで言えなかったこと、苦しみを語る場所です。
・あなたはあなたのままでいいんだという温かいメッセージを送り続けます。
・あなたが「自分らしくあれる」ために何ができるか一緒に考えます。
・もしあなたが危険な場所にいる場合は、安全な環境に移れるように一緒に考えます。
・「精神病」という言葉であなたを枠にはめたりしません。
・もし精神疾患が重なっている場合は、こころを癒していく心理療法を提供します。