なぜ過去のことがつらいのか

もう大人なのに、なぜ、子どものころのことで、今もつらいのでしょうか。

一つ目の理由は、私たちの考え方や価値観は、過去の経験から成り立っていることが多いためです。私たちみんな考え方の「くせ」のようなものがあります。この考え方のくせは、自分の過去で経験したことを元に、自分がそれについてどう捉え、そしてその捉えたことを無意識の中で繰り返し自分に言い聞かせていきます。繰り返すことによって、くせになっていくのです。

子どもにとって、親は一番のロールモデルになります。親が考えていること、やっていることが、すべて正しいように思えることは、自然なことです。成長するにつれて、それが家族によって、親によって違うことを認識し始めるのが、思春期だと言えます。

ただ、思考のくせは、自分で気がつかなければ直せません。何かのくせを直すことと同じです。たとえば、親が「世間体を気にする」価値観が強かったとします。そうすると、何かをしようとするたびに「世間体が気になるから」、行動が制限されたり、秘密にしなければならなかったりします。大人になっても、何か新しいことをしようとすると、「世間はどう考えるのか」と気にして、できなくなったりします。そうすると、自由がないため、生きづらさを感じやすくなるでしょう。

二つ目の理由は、子どものころに感じていた感情が、蓋をしてあってそのままになっているからです。親に対する怒りや悲しみが強いと、子どものころは、自分が生き延びるために、自分のつらさを「押さえ込む」ことをします。そうすると、過去のことをふと思い出したときや、大人になって親と話しをしようとしたときなど、なんらかの引き金があると、強い怒りがでてきます。この強い感情は、つらい気持ちを強くさせるでしょう。

 

アダルト・チルドレン(AC)について

生まれ育ったご家庭に何らかの機能不全があり、大人になっても生きづらさを感じている方のことを、総称で「アダルトチルドレン」と呼ばれています。あなたが子どものままである、という意味ではありません。

診断名では「愛着障害」としてでるかもしれません。

家族の一番の機能は「安心感」です。この安心感がなんらかの形で失われていると、機能不全となります。機能不全には、さまざまな形があります。虐待、ネグレクト、親のアルコール依存・薬物依存、DVだけではなく、過度に期待されること、仕事で忙しくほとんど思い出がない、家にいても仕事や飲酒で話ができない、または、祖父母が両親よりも力を持っている、などです。

多くの方は、自分の感情をだせず、どう表現したらいいかもわからないのです。それは、家で感情を表現することを禁止されていたためです。また、強い価値観で押さえつけられていたことも多く、自分の意見を言ってはいけない、さらに思ってはいけないと感じる方もいます。

 

このような方々には、継続的なカウンセリングをお勧めしています。それは、今までつらかった体験を語ることで、そのつらい感情を手放すことを主に行うため、継続的に通っていただくと、セラピストとの安心感を感じていただけること、また強い感情がでてきてもフォローできるためです。

安心感を取り戻す

アダルトチルドレンの方のつらさは、安心感を感じられないことだと思います。

話していいんだろうか、思っていいんだろうか、やっていいんだろうか、そんな不安がつきまといます。

親と愛着形成ができていなくても、ちがう大人とできているといいと考えられています。

親でもない、友だちでもない、第3者として、カウンセラーと安心感を感じることは、癒しのプロセスでとても大切なことです。

安心感を感じることで、今まで話せなかったことを話せるようになります。

この安心感を感じる一つの方法として、日常生活の中で、自分のセルフケア(自分のために自分のお世話をすること)をしていただき、自分のことを大切にする感覚を身につけていきます。自分のために時間やお金をかけることで、自分はそれだけ価値のある人間なんだと実感することができます。

感情の解放

感情をおしこめたままだと、負の感情だけではなく、正の感情も感じなくなっていきます。そのため、幸せな感覚もどんどんなくなっていき、感情が平坦になっていきます。

カウンセリングでは、この感情を感じることに働きかけます。はじめは、とてもむずかしく、抵抗を感じる方も多いです。そのため、カウンセラーとの安心感が必要となるのです。だれかが一緒にいてくれる安心感があるからこそ、感情を感じるようになっていきます。

今までためてきた怒りや悲しみ、傷つきを、言葉で表現したり、絵や粘土を使って表現したり、何かを投げたり、たくさん泣くことで、自分の外へ出していきます。

そうすると、同じことを考えても、思い出しても、強い感情がでてこなくなり、自分の「過去」にやっとなるのです。

インナーチャイルドのワーク

子どものころのつらかった自分のイメージ「インナーチャイルド」と出会うワークをすることもあります。

インナーチャイルドとは、くるしかったときの自分のイメージです。「チャイルド」という呼ばれていますが、それは小さい子どもかもしれませんし、思春期、大人の可能性もあります。

本来、人がもっている自由さ、好奇心の強さ、無邪気さ、人を信用する力を、何かつらいことがあると、固まってしまいます。そのため、インナーチャイルドのワークをすると、そのときの自分の表情が暗く、泣いている方も多いのです。

インナーチャイルドとは、イメージの中で出会います。それは、絵を描くこと、リラックスした状態の中でいイメージすることで行います。インナーチャイルドと出会い、話をしたり、一緒に遊んだりすることで、不思議なぐらいつらかった体験が癒されていきます。

退行催眠

退行催眠は、催眠術とはちがいますので、自分のコントロール化に必ずいます。自分が無意識に思い出したくないこと、準備できていないことはでてきません。起きたときも、自分が何を思い出したか、思い出すこともできます。

退行催眠は、自分のつらかったことを、リラックスした状態で、思い出し、それを安心感の中で再体験することで、自分の感情の解放、そしてその出来事の捉え直しができます。

人間は、無意識に考えていることを、表面的に考えていること(顕在意識)がちがうとストレスになります。そこを一致させることで、ストレスが緩和されることも多いのです。

また、つらかったことの原点を思い出すだけでも、癒しが起きます。

おすすめのカウンセリング・メニュー

  • このような場合は、通常の「継続コース」をおすすめします。定期的に継続してご来談していただくことで、安心感を得られ、カウンセリングがすすみます。詳しいことは、こちらから
  • とりあえず、1回試してみたい方は、単発コースもあります。カウンセリングに抵抗がある方、試してみたい方、カウンセラーとの相性をみたい方におすすめです。
    • 1回45分 8,000円(税込)

 

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